子どもへの戦争の伝え方

これでいいのか日本人!?

 

昭和20年8月6日広島原爆投下、8月9日長崎原爆投下、8月15日終戦

 

当たり前の様に頭の中には刻み込まれているが、今年も戦争関連のTV番組の少なさに驚いた。

原爆のあった日のTV番組をチェックしたが、ほぼバラエティー番組が各局並んでいる。

私が小学生の頃(かれこれ30年ほど前)は、戦争の映画やドキュメンタリー、特別番組が多く、親と一緒に観ていたのを思い出す。

当時決して正直楽しくはなかったが、悲惨さを漠然と理解できていたのを覚えている。

特に毎年原爆や終戦の時期に、某テレビ局で「蛍の墓」が放送され、家族で涙ながらに観ていたものだ。

最近は全くといっていいほど、放送されない…。ような…。

 

詳しくないが、放送禁止とか何かそういった規制が掛かっているのかな…。

政治にも詳しくないが、昨今の政治的な問題で、政府が規制してるのか…。

と、思わざるおえないくらい少ないと感じる。

 

このままの平和ボケな事態が続くと、いよいよ現代っ子は戦争を教科書の文字でしか知り得ない恐ろしい事態になるようで心配だ…。

 

我が家の戦争教育

 

我が家というか私は、物事を理解できるようになる就学後から、

◯広島平和記念式典の番組を見て、一緒に黙祷する。

◯他の番組をみたいと嫌がることもあるが、多少衝撃的でも特別番組を一緒に観る

◯見ながら私の知る少ない知識をフル稼働して話をする

◯合宿などでいなくても、黙祷するように伝える

 

それくらいですが、日本人として知るべきであると思うので、そういったことをしている。

 

今年は、「こういった犠牲のもとに、今の呑気で豊かな生活がある」ということ、「日本は今のところ戦争をしない国だけど、またこうなるかもしれない」ということ、「遠い国では同じようなことが起きているんだよ」ということを話した。

どこまで子どもたちに入ってるかわからないけど、絶対に戦争に触れさせることは大切だと思う!!

 

漫画「はだしのゲン


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私は小学生の中学年位で、全巻読んだ。

学校の図書室や教室に普通にあったから。

当時も読まない子も多くいたが、やっぱり私の受けた家庭での戦争教育が効いていたのかもしれない。

今も置いてある学校には置いているようだが、子どもいわく、あまり読んでる子どもはいないらしい…

我が子も1巻から読んでいないという…

描写が怖いらしい。確かに怖い描写もあったのを覚えている。

給食が食べにくくなったのも覚えている。

 

でも、でも、でもっ!!

実際はあんなもんじゃないんだよ‼

と、熱弁したけど…撃沈。

 

やっぱり過去の現実を知ることは大切だから、私は読ませたいと思っている。

来年もまた、亡くなった方々への黙祷と戦争の話を精一杯するつもりです。

 

TV関係者の誰かさん、もっと子どもが戦争に関心を持つきっかけとなるような番組を作ってください‼